インドのサービスPMI、5月は5カ月ぶり低水準 国内需要が軟調
Anant Chandak [ベンガルール 5日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた5月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値は60.2で、4月の60.8から低下し、5カ月ぶり低水準となった。 国内需要が減少した。一方、輸出は過去最高のペースで伸び、雇用は21カ月ぶり高水準を記録した。 確報値は速報値の61.4を下回った。景況改善と悪化の節目となる50は34カ月連続で上回った。 HSBCのグローバルエコノミスト、マイトレイ・ダス氏は「インドのサービス部門の活動は5月に若干緩やかなペースで拡大した。国内の新規受注は若干減少したが依然として堅調で、広告の効果があったことを示している」と述べた。 輸出動向を示す指数は約10年ぶり高水準となった。売上の好調により、今後1年の事業見通しは8カ月ぶり高水準に達し、サービス企業の雇用は2022年8月以降で最も速いペースで拡大した。 ただ、価格圧力が強まり、投入価格は長期平均を上回り、販売価格も小幅上昇した。