「人がすごく少ない」 “暑すぎる夏”でレジャースポットに“異変” 海の家やアウトドア施設では…
日テレNEWS
記録的な猛暑となっている今年の夏ですが、その暑さにより今、異変が起きています。夏休みでにぎわうはずの観光地などで、人がいない状態になっているのです。湘南の海やアウトドアを満喫できるレジャー施設を取材しました。 ◇ “夏の定番レジャー”海水浴。 海水浴客 「夏、めっちゃ夏」 「海最高~!」 夏休みを満喫する海水浴客もいましたが―― 海水浴客 「あついあついあつい! きょう34℃? 35℃?」 異常な暑さが続く今年の夏は、湘南の海で異変が起きていたのです。 記者 「正午をすぎても海水浴客があまりいないように感じます」 実際、海の家の人たちも―― 海の家のスタッフ 「間違いなく(人が)少ない。下手したら(コロナ前の)半分くらいじゃないか」 海の家のスタッフ 「きょうにいたってはすごく少ない」 “夏の定番スポット”なのに海水浴客はまばら。コロナ前の2017年8月や2018年8月は、平日でも砂浜には数え切れないほどのパラソルがたっていました。しかし、今年の平日(8月3日)は、砂浜には数えるほどしかパラソルはありませんでした。 海水浴客が少ないのは、“暑すぎる夏”のせいだといいます。 海の家のスタッフ 「人の出ない理由は、暑すぎるのかな」 海水浴客 「暑い。立っていられなさそう」 砂浜は鉄板のように熱せられ、海の中も水温が上がっていました。 海水浴客 「冷たいというよりはぬるい」 その温度は約30℃と、気温とほぼ変わりませんでした。 海の家の人たちは「比較的、気温が低い午前中に遊びに来てほしい」と話しています。 ◇ この夏の異常な暑さによる異変は、森の中でも起きていました。 ジップラインなどアウトドアを満喫できる横浜市のレジャー施設「フォレストアドベンチャー・よこはま」。去年も遊びに来たことがある親子は―― 去年も遊びに来た親子 「ちょっと去年より暑くて少ないのかもしれない。昼前とか、これから来る人がいるんじゃないですかね」 実際は、その逆の現象がおきているのです。 記者 「午前11時半すぎですが、すでに帰る人の姿があります」 ホームページを見てみると、まる1日遊べることがウリなのに、午前9時のオープンから2時間半あまりで帰ってしまう人たちがいました。正午前にも親子が帰っていきました。 帰宅する親子 「だいぶ暑くなってきたね。午後だったら無理かもしれない、暑そうだから」 そして結局、午前中いた6組すべてが帰り、午後1時半時点で残っていたのは午後から遊びに来た外国人のグループ1組だけでした。 フォレストアドベンチャー・よこはま 堀友大マネジャー 「暑さの影響で疲れちゃって、帰っちゃう方が多いですね。夏休みに入っているのでもうちょっと期待していたんですけど」 施設側は、長く遊んでもらえるように日よけの布を設置するなど、工夫しているということです。