犬がくつろげる場に 名古屋からUターンのトリマー、夢かなえ富山県射水市にサロン
名古屋市から富山県射水市にUターンした古野沙耶さん(26)が21日、同市中央町(新湊)で、空き店舗を改装したドッグサロンをオープンさせる。幼少期からトリマーに憧れ、古里で独立したいと腕を磨いてきた。「お客さんの愛犬が安心してくつろげる環境をつくりたい」と意気込んでいる。 古野さんは射水市新湊地域出身。保育園児のころから犬が好きでトリマーに憧れていた。小学3年生時からは「元気」と名付けたトイプードルを飼っている。新湊高校を卒業後、国際ペット専門学校金沢(石川県白山市)に進んでカットやシャンプーの技術を学んだ。 獅子舞に長年携わるなど地元愛が強く、中学生のころには「大好きな新湊で自分の店を構えたい」との夢を抱くようになった。 名古屋市内の大手のペットサロンで5年間経験を積み、独立開業を決意。昨年7月に元パン店だった物件を購入した。 店名は「G‐wag(ジーワグ)」。愛犬「元気」をアルファベット表記にした頭文字「G」と、犬が尻尾を振るという意味の英語「wag」から取った。丁寧なサービスを提供したいと完全予約制にした。犬用のおもちゃ、おやつも販売する。
経営面への不安から独立に迷いもあったが、長年の夢をかなえたいとの思いが勝ったと言う。「それぞれの犬の気持ちに寄り添い、その子のペースに合わせたトリミングをしたい」と話している。