NY留学中の岩田華怜、4か月ぶり帰国してリピーター続出の映画「最後の乗客」アピール「この映画は奇跡を起こしています!」
元AKB48の女優・岩田華怜と俳優の冨家ノリマサが3日、東京・池袋シネマ・ロサでダブル主演映画「最後の乗客」(堀江貴監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに共演の長尾純子、谷田真吾、畠山心らと登壇した。 宮城県出身の堀江監督が「故郷のために」とクラウドファンディングで資金を集めて製作した55分の中編映画。3月に宮城県の1館で上映開始すると、口コミでじわじわと話題を集め、全国50館以上に拡大している。東北の小さな街を舞台に冨家演じるタクシー運転手が深夜、一人の客(岩田)を乗せたことから物語が動き出す。 ミュージカル女優を目指して米ニューヨークに留学中の岩田がこの日のために帰国して「戻ってきました。ニューヨークにも映画の反響が届いています」。現地での生活は「4か月があっという間。毎日が闘いで、自分の不甲斐なさに涙を流す日々ですが、楽しくて仕方がない。充実した毎日です」と声を弾ませた。 ヒューマンミステリーであり、親子の絆を描いたファンタジー。作品に魅了され、リピーターが続出している。岩田は「2回目、3回目どころか7回目という方もいらっしゃる。貴重な人生の55分を使っていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。ニューヨークから帰って来て良かった! 本当に幸せで信じられない。この映画は奇跡を起こしていますが、まだまだ行ける。宮城の思いを背負って、世界に羽ばたいていきたい」と力を込めた。 1館から300館以上に拡大して話題の自主映画「侍タイムスリッパー」(安田淳一監督)でも注目される冨家は「『侍タイムスリッパー』は勝手に一人歩きしていますので、『最後の乗客』もよろしくお願いします」と冗談交じりにアピール。娘役を演じた岩田には「撮影中は地元を背負っていて、女優魂を感じました」と熱演ぶりをたたえた。 映画館でチラシを配るなど、地道に映画を宣伝している長尾純子は「2021年に撮影した映画が24年に公開されて不思議な気持ち。日に日にSNSなどの発信で、観客のみなさんが私たちより、作品を理解して宣伝していただいて、育ててくれている。とにかく幸せ。ずっと不思議な感覚があります」と声を震わせた。
報知新聞社