名古屋戦に向けた記者会見を行った東京V・城福監督

　東京Ｖの城福浩監督が２０日、名古屋戦（２２日・味の素スタジアム）に向けてクラブハウス内で記者会見を行った。 　１８日の全体練習から、コンディション面を考慮されて離脱していたパリ五輪代表候補のＭＦ山田楓喜が復帰。休養期間を設けて復帰を待っていた指揮官は、完全復活したレフティーについて「心身ともにリフレッシュして今週戻ってきましたけど、動き的には全く問題ない。もちろん、ゲームからちょっと遠ざかっているので、ゲーム体力、強度をいきなり１００パーセントでっていうところは、ちょっとやってみないとっていうところはありますが、コンディション的には全く問題ないと思います」とうなずいた。 　５月２２日のルヴァン杯広島戦以来となる実戦復帰について聞かれると「他の選手でずっと辛抱して準備をしてきている選手もいますし、コンディションが万全の選手もいるので、彼が１８人の中に入って、勝ち点３を取るためのハードワークができる状態であれば、もちろん彼もその候補の中に入ってくる。そこは最後の最後までしっかり見極めたいと思います」。状態次第ではあるが、復帰する可能性もありそうだ。 　またチームにとっても前節の広島戦の１―４での敗戦から立て直す意味でも重要な一戦となる。今節で１６年ぶりのＪ１は半分を折り返し、現在５勝９分け４敗の１１位と善戦を続ける。それでも「ヴェルディが１番アグレッシブなチームだと言われるようなサッカーは見せたい」と意気込んだ。