クリスマスに単独ライブを開催するキャプテン渡辺

　お笑い芸人のキャプテン渡辺（49）が、単独ライブ「漫談スタイル3」を25日、東京・杉並公会堂で開催する。その直前の22日には、競馬界の年末の大一番・有馬記念が行われる。テレビ東京の「ウイニング競馬」のMCを務める“競馬芸人”の代表であるキャプテンは「何がなんでも勝つ！」と宣言。結果次第では、単独ライブのデキに影響が出かねない。それどころか、もし負けたら「ライブの中止もありうる（笑い）」という――。 　単独ライブは12月25日のクリスマスに開催。みんな忙しい日のように思えるが、「僕のライブに来るお客さんは、昔から男が多かった。だから空いてるだろ、むしろ来れるだろ、と。クリスマス、何が忙しいんだ？　僕のファンはヒマでしょ？　そんな日に家にいるより、僕のライブに来た方がいいじゃないですか」。 　その3日前には日本競馬界の年末の大一番となる有馬記念が行われる。キャプテンは「これは何がなんでも勝たなきゃいけない！」と意気込んだ。「有馬記念を外して迎える単独ライブなんか冗談じゃない！　全く気分が違いますよ」 　ちなみに今年の有馬記念はどう買うのか？　まだきちんと決めてはいないが、「ドウデュースが頭の馬券を買いたくない」と断言した。 「最後方からまくって勝ったジャパンカップは確かに強かったけど、あの競馬しかできないのは弱点。最後、シンエンペラーとドゥレッツァにもう一度差し返されてる。着差を考えると、2着同着の2頭よりダノンデサイルの方が強いし、有馬ではダノンデサイルとアーバンシックがドウデュースに勝ってもおかしくない」 　もしドウデュースが勝った場合は単独ライブのテンションはダダ下がり？「いや、中止まであります（笑い）。ドウデュースが勝って、しかもわりと配当がついたりしたら…」 　さらにライブの3日後の28日には最後のG1レースであるホープフルステークスがある。 「せっかくライブをクリスマスにやるんで、クリスマスプレゼントとしてホープフルSの注目馬でも教えてあげられたら」 　キャプテンは一時、単独ライブを10年ほどやらなかった時期があるが、一昨年に復活させ、今年で3年連続の開催。 「もうネタを披露する機会は激減してますから、単独は貴重な機会ですよね。ライブはほとんど出てないし。出ないって決めてるわけじゃないけど、やっぱりどの世界もベテランは排除されていくので」 　単独ライブでのキャプテンのスタイルは約90分間、出ずっぱりで漫談を行うというものだ。ネタ作りは大変だが、ライブまで残りは約1週間。さすがにもう出来上がっているのか？ 「何を言ってるんですか？　この時点でネタが完璧にできてるようなヤツはダメだと思います（笑い）。まあ95％は前日までに完成させるけど、ギリギリまで迷う部分っていうのは出てくるので」 　過去にはピン芸人日本一決定戦「R―1ぐらんぷり（現在はR―1グランプリ）」で、2011、12年と2年連続決勝進出した。R―1は21～23年に出場資格が芸歴10年未満という制限ができたが、24年の大会から撤廃。再びキャプテンも出場したが、「2回戦で落とされて…。ビックリしましたね」。 　ただ現在予選が行われている25年の大会は、無事に2回戦を突破し3回戦に進んでいる。ただ今は単独でやる長尺のネタを作っているだけに「R―1に縛られたくないですね。最初からR―1ありきじゃなくて、『この部分、つまんでみたらR―1でいける』となるならいいんですけど」。 　1年の総決算となる単独ライブに注目だ。