【バドミントンフランスオープン】福島由紀&廣田彩花が久々の実戦復帰で白星発進!大堀と奥原の対決は大堀に軍配!
3月5日にBWFワールドツアー・フランスオープン(パリ/Super750)が開幕した。7月末にスタートするパリ五輪の使用会場で行なわれている同大会は、通常の10月開催から半年以上も繰り上げて実施。大会初日は各種目1回戦の半分が行なわれ、日本代表も出場。五輪レースも終盤戦に入り、出場権獲得に向けた激しい戦いが繰り広げられた。 女子シングルスは、日本の“2枠目”を争う大堀彩と奥原希望が1回戦から激突。勝てば五輪レースの順位争いに大きく影響する直接対決は、第1ゲームを奥原が先制。第2ゲームは大堀彩が21-19で制して1-1のイーブンに持ち込むと、その最終ゲームは12オールから8連続得点で突き放した大堀が勝利。78分の接戦をモノにし、2回戦へと勝ち上がった。 女子ダブルスは、12月の国際大会で左ヒザを負傷した廣田彩花と福島由紀が、ペアとしては久々の実戦復帰。負ければ日本ペアとの順位争いから後退する可能性があるなか、2人は格下のアメリカペアに対して第1ゲームを落とす展開。第2ゲームに入ってもなかなかペースが握れず、19-20で先にマッチポイントを奪われる状況になった。しかし、ここからねばり強さを見せる福島/廣田が、なんとか22-20で逆転に成功。ファイナルゲームはようやく主導権を掌握した福島/廣田が21-12で制し、初戦を突破した。 松本麻佑/永原和可那と中西貴映/岩永鈴の日本ペア対決は、2-0で制した松本/永原に軍配が上がっている。 混合ダブルスは、初日に金子祐樹/松友美佐紀のみが出場し、インドネシアの若手ペアを下して2回戦へ。男子シングルスは西本拳太、渡邉航貴、常山幹太の3選手がコートに立ったが、白星はつかめず全員初戦敗退に終わっている。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO