2024年シーズンのF1は絶対に面白くなる!【堂本光一 コンマ一秒の恍惚Web】
新連載【堂本光一 コンマ一秒の恍惚Web】RACE3 各チームの2024年仕様のマシンが出そろい、2月21日から3日間にわたるプレシーズンテストがバーレーン・インターナショナル・サーキットで実施され、現地時間の3月2日(日本時間では3月3日)には同サーキットでF1世界選手権の開幕戦が行なわれる。 【写真】堂本光一が熱望するハミルトンの後任は!? 史上最多の24戦が予定されている今シーズン、果たしてどんなドラマが待っているか? ■2024年仕様のマシンは"レッドブル化"が進む 各チームの2024年仕様の新車をひと通りチェックしましたが、すべてのチームの"レッドブル化"が進んでいました。速いマシンを模倣するのはF1の常ですし、昨シーズンの段階からほとんどのチームが少しずつレッドブル化していたので、こうなることは予想できました。カラーリングが一緒であれば、横から見ると、簡単に見分けがつかないほど、各チームのマシンは本当によく似ています。 2022年に車体の底面と地面の間を流れる空気を利用してダウンフォース(マシンを路面に押さえつける力)を発生させるグラウンドエフェクトカーのレギュレーションが導入され、最初のシーズンは各チームがいろいろなコンセプトのマシンを投入してきました。でも、グラウンドエフェクトカーが登場して3年目にして、マシン開発の答えが出たのかなという印象を持っています。 全チームの新車がレッドブル化したということは、このコンセプトのマシンのノウハウをどこよりも持っているレッドブルとマックス・フェルスタッペン選手が今シーズンも優位に立つのではないでしょうか。 ただ、昨年のマクラーレンのようなサプライズもありえます。マクラーレンは、開幕直後は後方グループで戦っていましたが、シーズン中にパフォーマンスを大きく改善させて、終盤はレッドブルに迫る速さを披露していました。グラウンドエフェクトカーのレギュレーションには、まだまだ伸びしろがあるのかもしれません。 それに、現在のF1はコンストラクターズ選手権の順位が高いチームは、風洞テストの時間が制限されるというルールが導入されています。ほかのチームがレッドブルに追いつくチャンスはあるので、どのチームがレッドブルのライバルになるのかを注目しています。