プチプラコスメ・ザ・ベスト2024【8】「ヴィセの下地が素晴らしすぎる」ノーファンデ派にも嬉しい仕上がり
1番人気の色は明るいラベンダーカラー
1番人気の色は、01の“ラベンダー”。ピンクも感じる明るいラベンダーカラーは、顔の透明感を簡単に上げてくれます。 色白肌向きとは思いますが、そんなに色白ではない筆者が使っても、変に白浮きせず顔色が明るくなるので、使うときは顔の中心部分に主に使っています。 そして筆者は02の“ピンクベージュ”をヘビーユースしています。この色が秀逸! 定番の3色の中では、いわゆるカラーコントロール下地が何色かあった場合の、アプリコットカラー的な位置付けの色だとは思うのですが、この色は、黄みはまったく強くないピンクベージュ。 色名に“ピンク”が入っていますが、“ピンク”が全面に出ているわけではなく、あくまで温かみをほんのり感じさせる程度で、塗ると肌に溶け込む印象なのです。“何かを塗った”感は本当に少なく、ごく自然な肌色に均一に整えてくれます。 本当にこの色が使いやすく、近所のみの外出の場合はコレのみで出ていることもよくあります。ファンデを重ねた場合はより毛穴がカバーされ、長時間経っても変な毛穴落ちもしません。 なぜこんなに使い心地もよくて自然に仕上がるのか、PRさんに伺ってみたところ、「旧品の“トーンアップ プライマー”をリニューアルするにあたり、お肌になめらかになじむこと、伸び広げる際と塗布後にきしみ感がないことを重視して開発いたしました」とのこと。 特に、「付け心地のよさにこだわり、きしみ感が少ないなめらかな感触の粉体を採用し、絶妙なバランスで処方を調整し、適度なカバー力がありながらもなめらかな伸び広がりと、肌なじみのよさをかなえております。また、毛穴カバー効果の高い粉体を複数組み合わせることにより、毛穴や凹凸などをなめらかに整えることができます」ということで、そのこだわりがフルに実感できる製品になっているんだ、と感心しました。
シアータイプは自分の肌が発光しているかのような仕上がり
また2024年の3月に、同じシリーズのシアータイプも発売になりました(下写真)。 こちらはSPF値は通常バージョンより低いのですが、これがまた極薄膜のような軽さで、でも自分の肌が発光しているかのような自然なツヤが出て、塗っていない状態とは確実に違いが出ます。 こちらには「スキンケアのような使い心地」「ツヤ肌になって自然に補正してくれる」などの声が多いそうです。 また愛用者の特徴について伺ってみたら、「最も購入いただいているのは、意外にも40代の方です。また、ご購入いただいている方の5%は男性です。幅広い方々にお使いいただけていることをとても嬉しく思います」ということでした。 若い年代より肌色や状態に悩みが多いハズの世代に支持されているということは、塗ったときの効果を実感している人が多いということでは、と思います。 多くの人が下地に主に望むことって、顔色を明るく均一に整えたい、毛穴などの凹凸を目立たなくしたい、紫外線カット力がほしい、だと思います(他にもあるかもしれませんが大きな目的として)。 それらを別々のアイテムで塗っていると、時間もかかるし部位によっては厚くなるなど、困ることもある。そういうジレンマがコレ1本で解決できると思います。 どこまで優秀になるのか怖いくらい優秀な下地の代表として、ベストプチプラコスメです! ヴィセ 斎藤真知子 高級コスメにうっとりしつつ、デイリーメイクにはプチプラコスメも出番多し、の美容メインのなんでもライター。編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。……なのに寄る年波で部分的な毛穴の開きやテカリも気になる。スペインとお肉とオヤジ俳優好き。
斎藤真知子