「見返してやろうじゃないけど」J1アビスパ福岡のパリ五輪世代の重見柾斗と松岡大起 リーグ初コンビを前に誓い合ったこと
パリ五輪世代のJ1アビスパ福岡の重見柾斗(22)が〝逆転選出〟に再出発を誓った。3日のホーム鹿島戦はリーグ戦で同学年の松岡大起とのダブルボランチで出場。先発では昨秋のアジア大会以来のコンビとなった。 ■美デコルテ自慢!アビチア副キャプテン【写真】 期するものがあった。3月にあったU―23日本代表の国際親善試合に選出されず「2人とも悔しい思いをしていたので見返してやろうじゃないですけど、そういう強い気持ちを持って臨みました」と言う。 「相手どうこうとか、戦術どうこうよりも目の前の相手に負けない、自分たちができることをしようと」と試合前に誓い合って臨んだ鹿島戦は、ともに攻守にピッチを走り回り、今季ホーム初白星に貢献した。ただ、重見の理想は高い。「守備の部分ではお互いの良さが出たと思うんですけど、攻撃の部分で、ボールに触る回数、前に関わっていく回数、縦パスを入れる回数というのは少なかったと思うのでそこを改善していきたい」 4日に発表されたU―23アジアカップのメンバーに重見と松岡の名前はなかった。パリ五輪アジア最終予選を兼ねる同大会でも選外となり、仲間たちに出場権を託した上で本大会に向けてリーグ戦でアピールする厳しい立場に立たされた。 「オリンピックというのは、どの人も得られるわけじゃない。だから、チャンスをものにしたい。そのためにもこのチームで成長して試合に出て結果を残さないと選ばれないと思っています。そういうところを意識して過ごしていきたい」と決意を込めた。(向吉三郎)
西日本新聞社