『ドラゴンボール改』番組サムネイル

　さすが作中最強との呼び声が高いだけあって、孫悟飯（CV：野沢雅子）が秘めていた力はとんでもないものだった。一方、それを引き出した老界王神（CV：田中亮一）に対し孫悟空（CV：野沢雅子）が放った一言が身も蓋もなさすぎて……。 【映像】悟飯の潜在能力が解放されたシーン（9分ごろ～） 　Zソードの封印から解放された老界王神は、潜在能力を限界以上に引き出すことができるという能力の持ち主だった。悟空に「わりとよく聞く能力じゃねえか……」とツッコミを入れられつつも、さっそく悟飯はパワーアップをお願いすることになった。 　とはいえ、それには儀式に5時間、パワーアップに20時間という長丁場が必要になる。そろそろ終盤に差し掛かった頃には、地球で生き残っていた人々が魔人ブウによってほぼ全滅させられていた。それを知った悟飯は焦りからか「ま……まだですか!?もうとっくに終わってもいい頃じゃないんですか!?」とクレームを入れる。それは老界王神の、マンガを読みながらという“ながら作業”がとても真剣にやっているとは思えない態度だったからだった。 　老界王神は「まだ終わらんちゅうことは、おまえさんの潜在能力がよほどすごいってことじゃろう」と説明したが、納得できなかった悟飯は「いい加減にしてください!!」とマジギレしてしまった。しかし、ふと我に返った悟飯は自身から湧き上がるパワーに気づくと、驚きを隠せない様子。すぐに「すみませんでした……」と反省していた。昔からキレたらとんでもない力を発揮してきた悟飯だが、まさか老界王神にまでキレてしまうなんて……とドン引きした人もいたのではないだろうか。 　悟空はもっとひどい。悟飯の秘めたる力が想像を大きく超えていたのか、悟空も「すげえ……」と驚いたのはいいとして、「本当にただのくそジジイじゃなかった……」との一言。誰もが思っていたこととはいえ、言葉にしてしまった悟空に界王神も「私の15代前の界王神様ですから……一応」と言葉を濁していた。 　アニメ「ドラゴンボール改」はアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター再編集版でサイヤ人編からセル編までの第1期が2009年4月から2011年3月まで放送。魔人ブウ編の第2期は2014年4月から2015年６月まで放送された。「週刊少年ジャンプ」（集英社）で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明の同名漫画が原作。シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える大ヒット漫画で、「Z」「GT」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月11日より放送される。 （C）バードスタジオ/集英社・東映アニメーション