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縁起物を準備する巫女や神職＝南砺市高瀬の高瀬神社

外からの災いを防ぐとされる「破魔矢」

　富山県南砺市高瀬（井波）の高瀬神社で３０日、初詣に向けた縁起物の準備が始まり、神職や巫女（みこ）計７人が参拝客らの幸福を祈りながら作業を進めた。今月中旬までに２００種類約２万点を用意する。 　「破魔矢（はまや）」にひょうたんを飾ったり、五穀豊穣（ごこくほうじょう）を願う「穂宝（ほだから）守り」に福運くじを付けたりした。福を招くとされる「福熊手」や、だるまも用意。来年のえとの巳（み）にちなみ、ヘビの形をしたお守りやおみくじ入りの置物、職員がデザインした絵馬もそろえた。 　正月三が日は例年並みの約２０万人の参拝を見込む。岩田智典権禰宜（ごんねぎ）は「巳年は再生と復活の年と言われている。災害からの復興を願いつつ、健やかに新しい年を迎えてほしい」と話している。