札幌市が導入目指す新交通システム「連接バス」がテスト走行
札幌市は新たな公共交通システムの導入に向け、10月5日・6日の2日間、札幌中心部で大型バスを使ったテスト走行を行いました。 札幌市は北海道新幹線の改札口の建設に伴い、札幌中心部で水素燃料を使った新たな公共交通システムの導入を目指しています。テスト走行は福岡市などで運行されている全長18メートル、定員およそ130人の「連節バス」を使って、交通量の少ない早朝の時間帯に行われました。 バスは、北3条広場とJR苗穂駅までを結ぶ東西のルートと、すすきのや大通を結ぶ南北のルートを約3時間巡回し、市の担当者が安全性や乗り心地などを確認しました。 テストを終えて、市の担当者は「連結車両の場合は、車両の長さが長いので、通常の路線バスに比べて長いので右折時・左折時ここら辺に注意が必要かなとという風に考えおりまして、そこを重点的に見ましたが、テスト走行では大きな問題はないということです」とコメントしています。 札幌市はこのバスの2030年度の本格運行を目指していて、今後は積雪時期も含めて実証実験を続けていく予定です。