デビュー30年を迎える三宅健が“アイドルとして”の覚悟を語る「移籍後、ソロ活動を決めたとき…」
今の自分のリアルな思考や感情をリリックに込めて
収録曲の中には今年1月に配信リリースした、元Def TechのMicroさんによる「iDOLING」も。これは、同じMicroさんが手掛け、2010年にソロ曲として発表した「“悲しいほどにア・イ・ド・ル”~ガラスの靴~」の続編であり、アップデートバージョンとして位置付けたもの。 リリース時のコメントには、「『悲しいほどにア・イ・ド・ル』がその時のリアルを閉じ込めた作品であるならば、『iDOLING』は、決して切り離すことができないこれまでのアイドル人生、過去・現在・未来、これからのアイドル人生への思いや願いを封じ込めました」とある。 「もともと『悲しいほどにア・イ・ド・ル』という楽曲自体が、当時の自分の恋愛観だったりアイドル観だったりを歌ったもので、『iDOLING』は、あれから十数年を経た今の自分のリアルな思考や感情を歌うということが、そもそものコンセプトでした。 制作に入る前にMicroと長い時間、何度も話を重ねて、その上で彼がリリックを書いてくれたのですが、赤裸々に語った僕の言葉をうまくオブラートに包みながら、でも漏れ出る想いをちゃんと残してくれていて、韻の踏み方も含めて、自分の想像以上のものを仕上げてくれていて。その匙加減の絶妙さに、やっぱり彼は本当に言葉の魔術師だなと思っています」 時代という名の大きな渦の中心に身を置き、早くからアイドルとして華々しい場所で活躍してきた。しかしそんな自分自身を、そして自分が置かれた場所をどこか冷静に俯瞰しているように見える。だからこそこんな質問を投げかけてみる。アイドル・三宅健のセールスポイントとはどこだと思いますか? 「自分で言うのはなかなか難しいですよね。でも、このアルバムを聴いていただければ、それがわかるんじゃないですか(笑)」 そう言ってにやりと笑みをのぞかせた。 三宅 健(みやけ・けん) 1979年7月2日生まれ。神奈川県出身。2023年7月最初のTOBEアーティストとして出発することを発表。表現者として、新たなエンターテインメントの形に挑戦していくこと、そして新たな「アイドル像」を描いていくことを表明した。New Album「THE iDOL」が6月5日にリリース。豪華アーティストによる提供楽曲と進化し続けるKEN MIYAKEの表現力を詰め込んだ表情豊かなアルバムとなっている。公式YouTubeの『KEN MIYAKE』チャンネルにて毎週火曜日21時には『 健ちゃんの食卓』 、毎週木曜日 21時には『三宅健のゆるりと生配信』を配信中。今年6月22日・23日には東京・有明アリーナにて単独コンサート『2024 Live Performance The Otherside : Another Me Presented by KEN MIYAKE』の開催。 後日、Amazonプライムにて配信が予定されている。
望月リサ