すっきり暮らしの50代。「あえて捨てないもの」6つ&「捨てたもの」5つ
すっきり暮らしには、ある程度のものは手放す必要があります。そんな捨てる目的がわかれば、手放す基準は自然に決まります。ここでは元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さんが、あえて捨てないものについて語ってくれました。
すっきり暮らしたいけれど、捨てなくてもOK!
ものを捨てるとすっきりしますよね。でもいざなくなってみたら困ることも。そしてまた買う。もちろん実際になくしてみるからこそ分かることもありますが、なんだかもったいないと思います。 「捨て活」「手離しブーム」が長く続いていますが、変わらずキープしているものも多くあるわが家。今となっては、それでよかったと感じます。 暮らしを重ねるうえで、求めることや暮らし方はみな違うから、いつだって「わが家の基準」が大切だと感じます。 そこで今回は、わが家の「捨てずにもっていてもいいじゃないかグッズ」を挙げてみようと思います。
1:ビニール傘
無駄遣いの象徴のように言われるビニール傘。わが家にも少なくない本数があります。だからといって、節約下手でも、浪費家でもないと思っています。 こうも気候が不安定では、急な雨に遭うことは仕方がないことですし、折りたたみ傘を持ってはいても、対処できないくらいの雨もある。 だから、「体と荷物、心地よさを守るため」、必要なときには買っています。 そして買った後は有効に活用しますし、大切にも使います。傘がない来客や友達に差し上げたり、車内専用にしたりすることも気兼ねなくできます。 病院など大勢の人がいる場所に行くときには、目印もつけます。万が一なくなっても、思い入れがない分、後悔することがないというメリットもあります。
2:食器
どう考えても使わない食器や、来客がないのに取っておいたセットのカップ。大人数で集まらないのに、大きなお皿を取っておいても仕方がない。 けれど、食器は「食卓の彩り」でもあります。毎朝、どのカップにしようかなと選んで飲むコーヒーや紅茶は、自宅でも格別です。 同じ料理でも、食器が異なるだけで雰囲気が変わり、食器に助けてもらうことも。 ある人が言っていました。「家の中を見直して本当に必要なものだけ残したの。でも必要なものだけで暮らすって、案外味気ないものね。無駄も必要だと気がついたわ」と。 人それぞれですが、無駄は一種の「うるおい」なのかもしれません。