取引先から水増し請求させたか 会社法違反の疑いで元社長ら2人を逮捕
tvkニュース(テレビ神奈川)
去年、取引先から人件費などを水増しさせ相模原市内の会社に対して約1100万円の損害を与えたとして、神奈川県警は元社長の男ら2人を逮捕しました。 会社法違反の疑いで逮捕されたのは、相模原市内にある東京衡機エンジニアリングの元社長平田真一郎容疑者(51)と、取引先だった大阪府の金属部品製造会社の代表取締役東尾博充容疑者(48)です。 神奈川県警によりますと平田容疑者は当時社長を務めていた去年2月から4月にかけて、取引先の東尾容疑者に対し、ナットの製造費用に人件費などを水増し請求させ、東京衡機エンジニアリングに約1100万円の損害を与えた疑いが持たれています。 当時、平田容疑者は東尾容疑者に水増し請求に関する指示をメールで出していて、水増しした金額のほとんどを指定した複数の口座に振り込ませていたということです。 神奈川県警は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていませんが、2人は2015年頃に同じ業界の会合で知り合ったとみられています。 神奈川県警は2017年から去年までに東尾容疑者側から2億円を超える水増し請求があったとみていて、事件の全容解明を進めています。
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