攻撃継続、死者178人 イスラエル、人道支援妨害
【エルサレム共同】イスラム組織ハマスとの戦闘を再開したイスラエル軍は1日夜、パレスチナ自治区ガザで攻撃を続け、ガザの保健当局はこの日の死者が178人に上ったと明らかにした。パレスチナ赤新月社は、エジプトからガザへの人道支援物資搬入をイスラエルが妨害しているとし「ガザ住民の苦しみが悪化している」と非難した。 中東の衛星テレビ、アルジャジーラはカタールやエジプト、米国が再び戦闘を休止するための仲介交渉を続けているが、難航していると報じた。 イスラエル軍は既に掌握したガザ北部の住民に対し、南部への退避を要求する一方、ガザ南部ハンユニスでも攻撃を強め、南部ラファなどに再度避難するよう通知した。 国境なき医師団(MSF)は声明で「無差別攻撃によりガザに安全な場所はない。持続的な停戦を求める」と訴えた。