【ヴィクトリアM馬体診断】マスクトディーヴァ
「ヴィクトリアM・G1」(12日、東京) 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~C評価しました。週末の予想にお役立てください。 【馬体診断】春のマイル女王決定戦・ヴィクトリアMの有力馬をチェック 【マスクトディーヴァ B】 阪神牝馬Sを勝って重賞2勝目を挙げた。450キロ台の馬体だが、上腕に鋼のような筋肉がついておりガッチリとしている。一見すると中距離型に見える体形をしているが、首が短くてマイル戦にも十分対応できそうだ。うっすらと肋骨が見えているように、皮膚の薄い体つき。肩とトモはピカピカに毛ヅヤが輝いており、体調の良さがうかがえる。状態は前走と同様に良さそうだ。ただ、前腕と下腿に血管が見られないのが難点といえる。若干影になって見づらいが、馬体に余裕が残っているように感じられる。この点だけがマイナスポイントだろう。 (馬サブロー栗東・竹原伸介) 〈1週前追い切り診断〉栗東CWで6F84秒7-37秒9-11秒5(馬なり)を記録。中のブリックワーク(3歳未勝利)と併入、外のロードオルデン(5歳2勝クラス)に半馬身先着した。2頭を大きく追走して4角で並び掛けると、直線は余力十分に伸びてきた。軽快なフットワークで引き続き順調だ。