本業がサービス業です。「副業もサービス業」で働くのは体力・時間的に難しいでしょうか?
サービス業は、顧客と接し必要なサービスを提供する仕事であり、人との交流が好きな人に向いているといえるでしょう。顧客などから直接感謝の言葉をもらえることも多く、やりがいのある仕事です。 そのため、本業がサービス業で副業を考えている人のなかには、副業でもサービス業を希望する人もいるのではないでしょうか。ただ、その場合は時間や体力面に無理はないか気になるものです。そこで本記事では、本業と副業でサービス業を選ぶメリットや注意点などを紹介します。
本業も副業もサービス業を選ぶ人は多い? 働くメリットは?
そもそも、本業も副業もサービス業を選ぶ人はどのくらいいて、何かメリットはあるのでしょうか。本項では、本業と副業の両方でサービス業を選ぶ人の割合や、メリットについて解説します。 ■本業と副業の両方でサービス業を選ぶ人の割合は? 独立行政法人労働政策研究・研修機構では、「副業者の就労に関する調査」を実施しました(調査期間:2022年10月3日~13日、調査対象:無職以外の18~64歳の男女)。この調査では、調査対象の159万8770人のうち、副業をしている約1万1358人を副業者として集計しています。調査によると、主な副業の業種が「宿泊業、飲食サービス業」の人の割合は10.5%で最も高いものでした。 また、本業の業種別にみると本業が「宿泊業、飲食サービス業」の人は、副業でも同じ業種で働いている人の割合が約42.3%と高い結果となっています。このことから、本業がサービス業の場合、副業でもサービス業を選ぶ人が多くいることが分かりました。 ■本業と副業の両方でサービス業を選ぶメリット 本業と副業の両方でサービス業を選ぶことは、メリットもあります。例えば、仕事を見つけやすいことです。接客・サービス業は人手不足に悩む企業も多く、副業として勤務することを許可するケースが多くみられます。 また、スキルアップにつながる点も魅力です。本業でも接客・サービス業に従事している人は、副業で普段とは異なる接客方法を学ぶきっかけになります。同じ業種でも新しい環境で仕事をすることで、自身のスキルを高めることができるでしょう。