おきなわ文学賞に34人を表彰 小説や随筆など6部門 沖縄県文化振興会
第19回おきなわ文学賞(主催・県文化振興会)の表彰式が24日、那覇市の沖縄産業支援センターであり、小説や随筆など6部門で入賞した40作品34人に表彰状が贈られた。 表彰式は、琉歌部門で一席(県知事賞)を受賞した安藤うらかさん=恩納村=の琉歌「辺野喜旅すれば 伊集や花盛り クカル真牛ぎやねが ふきゆる三節」を「辺野喜節」に乗せた演奏で幕開け。 同振興会の金城賢理事長は「今回は10歳から90歳まで国内外から幅広い応募があった。今後もおきなわ文学賞を通じ、文学界の発展に努めたい」と話した。 詩部門一席、俳句部門で二席を受賞した高柴三聞さん(浦添市)は、受賞者代表あいさつで「人の役に立てるかもしれないと続けてきた。私にとって過分な賞を二つも頂き喜んでいる」と話した。(学芸部・知念豊)