ガラス割れる音が響き、警察官が突入…北九州の中3殺傷、騒音トラブル男の緊迫逮捕劇
■動機の解明求める
地域に住む人たちには安堵が広がる一方、卑劣な犯行への怒りをあらわにする人もいた。
亡くなった中島咲彩(さあや)さん(15)の同級生の父親(46)は時折声を震わせ、「この事件をうやむやにしてはならないと思っていた。この数日間、ずっと胸を締め付けられていた。動機を聞いても理解はできないと思うが、このような事件をなぜ起こしたのか話してほしい」と語った。
近くに住む会社員、幾野桂輔さん(49)は「この数日間は怖かったので、容疑者が捕まってほっとした。亡くなった方はまだ若くて未来のある人。なぜ殺されなければならなかったのか、家族の気持ちを考えるとつらい」と憤った。(鈴木文也、木下倫太朗)