ソウル地下鉄トゥクソム駅でパーソナルトレーニング、市民向けに毎週末無料の特別講義開催
汝矣ナル駅にオープンしたランナー・ステーションは、近くの汝矣島漢江公園を走るランナーたちの名所になっている。ランニングクルー(ランニング同好会)の集合場所としても活用されている。ソウル市の関係者は「オープンから4カ月で3万3000人が訪れた」とし「最近では会社帰りに立ち寄って服を着替え、漢江を走るサラリーマンの姿も見受けられるようになった」と話す。 ランナーステーションは、58個のロッカーに更衣室、パウダールーム(女性用化粧室)などを備えている。ランニングマシーンや運動靴殺菌消毒器、体重や筋肉量などを測定できる機器も設置されている。ランニング同好会「ラビット」の会長を務めるキム・グンアさん(25)は「汝矣島を一周走った後は、ランナーステーションで運動靴を消毒し、健康状態もチェックできるので、走る喜びがある」と笑みを浮かべる。 ソウル市は来年2、6号線の新堂駅、8号線の文井駅、7号線のモッコル駅にファンステーションを追加でオープンする予定だ。 文井駅には3番出口前の空き地にフットサル場とバドミントン場、ピックルボール(穴のたくさん開いたボールを打ち合うテニスに似た競技)場などを設置する。ソウル市の関係者は「周囲に若い会社員が多く住んでいるほか、週末にはマンション団地の家族連れの乗客が多数行き交う点を考慮した」という。 新堂駅には室内クライミング(岩壁登山)場を設置する。新堂駅には地下鉄10号線の乗り換え通路があるが、通貨危機の際、10号線の建設事業が白紙化されて以降、放置されたままだ。幅20メートル、奥行き150メートルの地下空間だ。ソウル市の関係者は「通常の地下鉄駅は1階が3メートル程度だが、この乗り換え通路は4.5メートルと高く設計した」とし「世界で初めて岩壁登山ができる地下鉄駅」となる見通しだ。ソウル市は昨年10月、この通路でスケートボードのイベントを開催したが、2日間で9500人が訪れた。モッコル駅は現在事業計画を立案中だ。 ソウル市の関係者は「地下鉄駅は市民が毎日利用する空間だが、商圏が低迷し、空いている空間も多い」とし「ここに健康と楽しさを加えれば、商圏も活性化し、市民の健康と生活の質も改善されるだろう」と希望ある未来に触れた。 パク・チンソン記者