強盗殺人と殺人事件の証拠品200点も放置 滋賀県警が説明を訂正
滋賀県警の7署で銃器や違法薬物といった証拠品など3800点余りが放置されていた問題で、県警は14日、強盗殺人・死体遺棄と殺人の二つの重大事件に関係する証拠品などが含まれていたと発表した。13日の発表では「重大事件は含まれていない」としていたが、説明が誤っていたと訂正した。 刑事企画課によると、二つの事件で合わせて約200点に及ぶ。「いずれも解決ずみで、捜査への影響はなかった」としており、今後、所有者への返還や廃棄などを行うという。 放置されていた計3829点のうち、約4割の1588点については関係する323事件が特定できたが、このうち305事件は公訴時効が成立していた。強盗殺人・死体遺棄と殺人の2事件は、この305事件に含まれておらず、「誤解を招くような発表になったことを深くおわびします」としている。(鈴木洋和)
朝日新聞社