「自分が真っ先にいなくなる選択肢はない」被災地の石川・珠洲市で地域医療の復旧進む 一方で歯科診療は目途立たず
こうした中、先行きが見えない医療機関もあります。 ■市内全ての歯科が休業 臨時診療車が奮闘 珠洲市の道の駅すずなりにある「臨時歯科診療所」 市内全ての歯科が建物の倒壊や断水の影響で再開の目途が経たない中、今月5日から日本災害歯科支援チームが診療にあたっています。1日5時間の診療時間も、者が絶えず訪れます。 訪れた女性 「(差し歯が)いつ取れるか心配で、歯医者さんも通っているところが水も出ないというので困っていた。取れなきゃいいなと心配していて、取れるんですよ。来て治してもらって本当に良かった、安心した」 矢原歯科医院 矢原憲一歯科医師 「口の中のことは体のことではないというふうな判断で痛みがあっても我慢される方が多い。そういう方々のためになるべく早く通常の生活に戻れるようなサポートをしていきたい」 臨時の診療所は市内の歯科が診療を再開するまで続けられます。
北陸放送