豊川の主砲・モイセエフは通算打率6割超! 強力打線でビッグイニング作れるか<明治神宮大会出場校紹介>
東海地区大会を初めて制して、10年ぶり2回目となるであろうセンバツ出場に大きく近づいた豊川。東海地区大会は初優勝で、明治神宮大会も初出場となる。この秋は、強力打線を看板として、集中打が飛び出すという形でビッグイニングを作って一気にリードするという展開も多かった。4年ぶりの東海大会でも勢いに乗っての初優勝を果たして、明治神宮大会への初出場を決めた。 【一覧】高校生注目選手リスト34人
県大会準々決勝で、昨秋の覇者・東邦を下して勢いに乗る
<県大会の戦績> 2回戦 12-2 名古屋 3回戦 9-1 西尾東 準々決勝 3-1 東邦 準決勝 12-8 小牧南 決勝 1-7 愛工大名電 <東海大会の戦績> 1回戦 7-0 神村学園伊賀(三重) 準々決勝 13-3 岐阜第一(岐阜) 準決勝 6-5 宇治山田(三重) 決勝 8-7 愛工大名電(名古屋) 「泥臭く1点を取り、泥臭く1点を守り切る」ということをテーマとして掲げた新チーム。1年生も多くベンチ入りするという形でスタートしたが、東三河地区予選で二次トーナメント決勝で豊橋中央に競り勝ったことで自信を持った。 シード校として出場した県大会では、2回戦で名古屋にコールド勝ち。3回戦でも難敵の西尾東に快勝。最初の大きなヤマとなった準々決勝では、昨年の優勝校東邦を序盤に得点を重ねて下したことで、大きな自信となった。長谷川 裕記監督も、「なかなか勝てなかった東邦にやっと勝つことが出来た。これで勢いに乗っていきたい」と語っていた。その言葉通りに準決勝では、この秋勢いに乗っていた小牧南に粘られて乱戦気味になったが、何とか振り切った。決勝では夏の王者の愛工大名電に屈して、2位校としての東海大会出場となった。 ただ、そこから東海大会では強さを発揮して、初戦の神村学園伊賀には攻守の歯車がしっかり嚙み合って7対0と快勝。2回戦でも岐阜県1位校の岐阜第一に対して、相手ミスもあったが5回に大量8点を奪い13対3と5回コールド勝ち。 準決勝では三重県1位の宇治山田商に終始リードされていたが、9回に逆転サヨナラ勝ちした。そして同県対決となった決勝では、初回に一気に6点を奪うなどして、終盤になって追い上げる愛工大名電を8対7と1点差で、何とか振り切って県大会のリベンジを果たして東海大会初優勝を果たした。