テニス=全仏OP観戦席で飲酒禁止、ファンのマナー違反横行
[パリ 30日 ロイター] - テニスの四大大会、全仏オープン(OP)主催者は30日、一部の観客が規則に従わないことから、観戦席での飲酒を禁止すると発表した。 今年の全仏は26日に開幕したが、選手から観客の振るまいに関する苦言が相次いでいる。男子のダビド・ゴファン(ベルギー)はシングルス1回戦で地元出身選手と対戦した際、観客の1人からガムを吐きかけられたとし、一部のファンは「完全にリスペクトを欠いている」と非難。また、女子で世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)もラリーの最中に大声で叫ばないよう観客に求めた。 大会ディレクターのアメリ・モレスモ氏は記者団に「これ以上やるべきでないという段階があるのは確か。これまではスタンドでのアルコールが許されていたが、禁止とする。限度を超えたり、マナーを守らなかったり、選手に物を投げつけたりすれば許されない」と述べた。 また、審判員にもさらに厳格な介入を要請したほか、ファンの不適切行為があれば警備員が対応すると語った。