ヒアリ1000匹超見つかる 今年初 横浜港にあった中国からのコンテナ内で
横浜港のコンテナから16日1000匹を超えるアリが見つかり、専門家によって強い毒を持つ「ヒアリ」と確認されました。国内でヒアリが確認されるのは今年初めてです。 環境省によりますと、確認されたヒアリは働きアリ1000匹以上と女王アリ20匹以上です。 16日、横浜港本牧ふ頭で事業者が空のコンテナの中にアリがいるのを発見し、横浜市に連絡、殺虫処理するとともに専門家による分析を行い、20日、ヒアリであることが確認されたということです。 コンテナは先月27日に中国・深センの港を出発し今月2日、東京港に陸揚げ、大田区の民間事業者で荷下ろしをした後、江東区や品川区を経由して横浜港に返却されていました。 ヒアリは強い毒を持ち攻撃性が高いため、「特定外来生物」の中でも蔓延した場合は著しく重大な影響を与える恐れがある「要緊急対処特定外来生物」に指定されていますが、国内での確認事例は、これで18都道府県112例目となっています。 環境省は、専用の電話やチャットボットでヒアリに関する相談の受け付けや情報提供をしています。 ■ヒアリ相談ダイヤル 0570-046-110(IP電話の場合 06-7634-7300)