RB、F1中国GPで角田裕毅とリカルドがリタイアに追い込まれた“もらい事故”は「どちらも不必要なアクシデント」
F1中国GPでRBのダニエル・リカルドは、セーフティカー出動中にアストンマーティンのランス・ストロールに追突されたことが原因でリタイア。チームメイトの角田裕毅もリスタート直後にハースのケビン・マグヌッセンに接触されリタイアとなった。 【動画】ストロール、リカルドに追突。レース再開直前に大混乱|F1中国GP RBはF1中国GPでダブルDNFとなったが、チーム代表のローレン・メキーズは、ふたつのアクシデントについて「不必要」だったとの見解を示している。 リカルドと角田を襲ったアクシデントについて、不注意だったのか、それとも激しい中団争いの結果だったのかと尋ねられたメキーズは次のように答えた。 「(どちらか)よく分からないが、どちらも不必要なアクシデントだったと思う」 「クラッシュという結末が目に見えているようなモノとは違う。そうではなくて、どちらも不必要に見えた。激しい戦いの中で一度きりの出来事であることを祈りたい」 またメキーズは、このアクシデントによってチームがポイントを獲得するチャンスが奪われたと感じているという。特にここまで苦戦が続いたリカルドにとっては、今季ベストの週末になっていたかもしれない。 「大きな機会損失だった」とメキーズは言う。 「1周で2台ともライバルに撃墜されてしまった。大きな機会損失だというのは見ての通りだ」 「我々はいつもの面子で1ポイントを争っていたと思う。バトルは良かったし接近していたと思う」 「セーフティカーが入る直前、ダニエルは積極的にルイス(ハミルトン/メルセデス)を攻め立てていた。我々は正しいタイヤで、強力なペースがあった。ニコ(ヒュルケンベルグ/ハース)とも、あのポジション(10位)をめぐってフェアなバトルができたと思う」 「でも仕方のないことだ。レースとはそういうモノだ。我々の思い通りにはならなかった」 「しかしひとつ心強いのは、金曜日に後手を踏んで週末をスタートしたにも関わらず、ここでもポイントを争うだけのペースがあったということ。確実にレースペースはあった」 「そしてもうひとつが、ダニエルがこのレベルでパフォーマンスを発揮しているのを見ることができたことだ」
Jonathan Noble