朝にお米を炊いて夜まで「保温」しています。すぐに冷蔵保存して、食べるたびに温めた方が電気代は安く済みますか?
保温機能と電子レンジにかかる電気代はどちらがお得なのか?
保温機能と電子レンジの電気代をお得にするポイントは、温める量と保温する時間に応じた使い分けがポイントです。 一人暮らしの場合には、朝に炊飯して夜まで保温しておく場合と、電子レンジで温めて食べる場合とでは、後者のほうが月に約210円安くなります。ただし、家族の人数が増えたり1食分のご飯の量が多かったりして、電子レンジで温める時間が長くなれば保温しているほうがお得な場合もあるでしょう。 例えば5人家族の場合で、一食分一人あたり1分ほど加熱すると考えると、昼夜合わせて5人で15分ほど分の加熱が必要です。電気代にすると1日約8円かかります。炊飯にかかる電気代と合わせると約13円、月に約400円の電気代がかかると想定できます。毎日15時間保温した場合の電気代が約390円なので、電子レンジを使う方が少し高くなるといえるでしょう。 冷凍保存するのであれば、数日分まとめてご飯を炊くことで、炊飯にかかる電気代を節約できます。さらに、保温しておく場合には、保温時間を短くできればその分電気代をおさえられるでしょう。
1日に電子レンジでご飯を温める時間が長くなる場合には、保温の方がお得なケースもある
電子レンジと保温機能の電気代は、保温時間や温めるご飯の量によって変わるためどちらが得か明言は難しいです。しかし一人暮らしであれば、その都度電子レンジでご飯を温めるほうが電気代を安くおさえられそうです。なお、炊飯器の種類や電子レンジの種類によってもかかる電気代は異なります。 保温時間を短くすることはもちろん、ご飯を炊く回数を減らすことも電気代を安くする方法です。 出典 経済産業省 省エネ性能カタログ電子版 2024年6月1日 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部