【NFL】QBテディ・ブリッジウォーターが現役復帰してライオンズと契約
深刻なケガに見舞われ、フィールド復帰に長い道のりを要したことにより、ブリッジウォーターはその後の数年間でチームを転々とすることを余儀なくされている。2018年から2022年の間に、ブリッジウォーターはニューヨーク・ジェッツ、セインツ、カロライナ・パンサーズ、デンバー・ブロンコス、マイアミ・ドルフィンズに所属し、最終的に2023年にデトロイトにたどり着いた。
ブリッジウォーターとの契約を、ジャレッド・ゴフの控えとしての、キャリア2年目のヘンドン・フッカーの適性を疑問視するものと捉える人もいるかもしれない。キャンベルHCは木曜日にその考えを否定し、次のように述べた。
「フッカーに失望しているという意味ではない。そういうことではない。これは単に、NFLで多くの試合を経験した選手を手に入れるという意味だ。プレーオフに向けて準備を進めているところだから、彼をまたチームに呼び戻すのは良いことだ」
この決断は賢明だと言えよう。2年連続でスーパーボウルの目前まで迫った際に、ゴフが負傷で離脱したとしても、ライオンズは少なくともブリッジウォーターという経験豊富な選手を代わりに起用できる。それにより、ライオンズは経験の少ないフッカーを、今シーズンと最大の目標がかかった重要な場面で投入せざるを得ないという悲惨なシナリオを回避できるはずだ。
キャンベルHCはフッカーについて「彼は成長している。本当にね」と話している。
「彼は毎週少しずつ良くなっていると感じているし、これはフッカーを外すという意味ではない。そういうことではないのだ。タイミングが来れば、フッカーが私たちのためにプレーする。だが、テディもおそらくプレーすることになるだろう」
「どのように見えるかは理解しているが、私たちがこれから足を踏み入れようとしているのはまったく別の世界だし、これは正しい決断だと感じた」
キャンベルHCが語る“別の世界”とは、ライオンズが昨シーズンに体験した世界だ。ライオンズはサンフランシスコ・49ersとのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで序盤にリードを築いたが、最後の数分で逆転を許してしまった。ポストシーズンではリスクとプレッシャーが急激に高まるため、最も重要なポジションにベテラン選手を加えられる場合にそうしない理由はない。格言にもあるとおり、準備を怠ることは、失敗するための準備をするようなものだ。