できれば愛犬同伴の真夏のドライブは避ける! どうしても出かけるなら守りたい7カ条をクルマとワンコのプロが解説!!
その1
帰郷を除き、目的地が自由に選べるようなら、やはり比較的暑さをしのげる高地、避暑地を目的地にするべきだ。ちなみにビーチリゾートは避けたほうがよい。もちろん、日中の浜辺に愛犬を連れだすなどもってのほか。夏の直射日光がそそぐ浜辺の地表温度は60度を超えることもあり、ビーチサンダルなどを履ける我々はいいとして、靴を履かない犬にとっては地獄の行軍となる。肉球のやけどは必至だろう。夏のビーチリゾートで愛犬を浜辺に連れ出していいのは、砂浜の温度が熱くなっていない早朝、夕方以降と心がけたい。 筆者の知り合いは千葉県の九十九里浜に愛犬連れ専用の海の家を昨年からオープンしているのだが、館内は冷房と屋内ドッグラン、VIPテラスを完備。愛犬を日中、海の家から外に出さない条件であれば、連れて行ってあげる価値はあるのだが、これは例外中の例外といっていい。
その2
夏の愛犬連れドライブ旅行の鉄則は、目的地の到着時間に制限がないのなら、なるべく涼しい時間帯、つまり早朝や夜に出発することだ。ドライブ途中、高速道路のSA・PAに寄って、愛犬をフレッシュさせ、ドッグランで遊ばせるとしても、太陽が低い位置にある間の立ち寄りが望ましい。 アスファルト舗装の温度も高温になることから、駐車場所は緑地やドッグランに近い場所を選び、もしすでに路面温度が上昇している場合(飼い主が手や素足で確認)、中小型犬なら抱っこ、またはペットカートに乗せて緑地やドッグランに連れて行ってあげたい。大型犬なら、繰り返しになるが、緑地やドッグランに近い場所にクルマを止め、アスファルトの上を歩く距離をなるべく短くしてあげることが望ましい。 もちろん、海辺の駐車場にクルマを止め、海を眺めるようなシーンでも、中小型犬ならペットカートに乗せたままのほうが安心である。
その3
とはいえ、目的地となる愛犬同伴型リゾートホテルなどのチェックイン時間は午後3時が一般的。早朝、出発するとなれば、午前中には目的地付近に着いてしまうはず。そこでドライブ計画のひとつとして、ランチタイムに冷房の効いた屋内に入れるドッグカフェ、レストラン、食事処をチェックし、できれば予約しておくと安心だ。そしてアスファルト舗装ではない、日陰の多い観光地でもまわっていれば、愛犬の暑さ対策になる。 たとえば、軽井沢では、愛犬同伴で店内に入れる焼き肉屋「黒柳」や、プリンス通りのDOG DEPT GARDEN軽井沢店(カフェと物販)もあるし、軽井沢に行ったら誰もがまず立ち寄るプリンスショッピングプラザでは、わが家もよく利用するDOG DEPTプリンスショッピングプラザ店があり、店内でショッピング、カフェ&ランチタイムを楽しむことができるし、ブランド店でも店舗によっては、抱っこまたはカートに乗せていれば、冷房の効いた店内に”暑さしのぎを兼ねて(!?)”入ることも可能なのである。