通算300勝を決めてニッコリ「ラインのおかげ」47歳大坪功一が準決で盤石のライン結成へ
別府競輪のナイター「大阪・関西万博協賛(GIII)」は13日、3日目を迎える。10レースのS級準決勝を走る大坪功一(47歳・福岡=81期)に話を聞いた。 派手さはないが、堅実なマーク選手でここまで積み重ねた勝利は299勝。今日は阿部将大を目標に置く一戦で、節目達成へお膳立ては整っていた。レースは阿部のロング捲りに乗って直線で寸前差し。地元地区で見事に決めてみせた。 「地元地区の別府で決められて良かった。本当に阿部君様々。青森から298勝、299勝、300勝とお世話になりっぱなしです」と頼れる九州の後輩から1着を量産している。 「青森で阿部を交わすまでは抜いたことが一度もなかった。多分、まだ本調子ではないから。それでも付いている感じは前回よりも強かったと」と後輩へのねぎらいも欠かさない。 準決のメンバーが発表されると梶原海斗、大西貴晃の3番手を選択。福岡福岡で本来なら番手を回れるはずだが「大西には頑張ってもらっているし、彼の地元なので」とこの人らしい理由で地元の大西を盛り立てた。 3番手だからと言っても評価は落とせない。混戦になればなるほど持ち味を発揮するタイプで車券を買う上で絶対に外せない選手だ。(アオケイ・石濱記者)
