ウクライナ軍、ロシア領内の戦闘機を長距離攻撃で撃墜 侵攻開始以来初
ウクライナ軍は4月19日、中部ドニエプロペトロフスク州を空爆したとみられるロシアの戦略爆撃機「Tu(ツポレフ)22M3」を長距離攻撃し、国境から約300キロメートル離れたロシア領内で撃墜したと発表した。ウクライナがロシア領内の爆撃機を撃墜したのは、侵攻開始以来初めて。同州ではロシアによる大規模なミサイル攻撃で少なくとも8人が死亡、25人以上が負傷し、重要インフラが被害を受けており、報復とみられる。 ウクライナ軍がロシア軍戦闘機を長距離攻撃し、ロシア領で撃墜。 ウクライナでは19日未明、中部の州をロシア軍が大規模攻撃し、子供2人を含め少なくとも8人が死亡。ウ軍は、空爆に参加したとされるロ軍のツポレフ22M3戦闘機に対し長距離攻撃を行い、ロシア領内で撃墜したと発表した。 テレグラムに掲載されたこの写真は、ウクライナの国境から約300キロのロシア南部スタブロポリ地方で墜落したロシアの爆撃機。ウクライナがロシア領内にいる爆撃機を撃墜したのは、ロシアによる侵攻開始以来初めて。 ロシア国防省は墜落を認めたが、技術的問題によるものだとしている。 ゼレンスキー大統領は、欧米からの軍事援助が滞る中、緊急の防空措置を改めて要請。大統領自身がドネツク近郊の前線拠点を視察した。