サラリーマンのランチで人気なのは弁当?外食?ランチ形態ごとのメリットデメリットを紹介
サラリーマンのなかには、「少しでも生活費を節約しなければ」と、自炊した弁当を持ってくる人も珍しくありません。しかし、同僚や上司はいつも外食で、うらやましいと思う方も多いでしょう。今回は、サラリーマンのランチ形態について解説します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
サラリーマンの間で人気のランチ形態は?
株式会社JR東海エージェンシーがビジネスマンに実施した調査によると、ランチタイムの形態の割合は、表1の通りでした。
出典:株式会社JR東海エージェンシー「ビジネスパーソンの「ランチ弁当」に関する調査2015」より筆者作成 上記を見ると、弁当派が60%以上いることが分かります。一方で、社員食堂派の人も一定数いました。また、年代別の割合では表2のように分かれています。
出典:株式会社JR東海エージェンシー「ビジネスパーソンの「ランチ弁当」に関する調査2015」より筆者作成 年代別の割合を見ると、弁当持参派は30代をピークに徐々に減少していき、外食派は年齢があがるごとに増加する傾向にあります。しかし、全体を見れば弁当派が多数派である点に変わりありません。
ランチ形態ごとのメリット・デメリット
ここからは、「弁当持参、弁当購入、外食、社員食堂」のランチ形態におけるメリットデメリットを紹介します。 ■弁当持参 自炊で弁当を用意して持参するメリットとして、主に以下のようなことが挙げられます。 ・食費を節約できる ・自炊スキルがあがる ・好きなメニューを作れる 一方で、以下のようなデメリットにも気をつけなければなりません。 ・時間と手間がかかる ・食材の状態を管理しなければならない ・調理器具や調味料など初期費用がかかる 弁当持参における最大のネックは作るのに手間がかかる点です。忙しい生活のなかで自炊するのは、簡単なことではありません。ただし、冷凍の惣菜や野菜を活用すればレンジ調理だけで弁当を用意できます。食費を抑えたい方は、冷凍食品を有効活用するとよいでしょう。 ■弁当購入 弁当を購入するメリットとして、主に以下のようなことが挙げられます。 ・手間がかからない ・自炊ではできないメニューも食べられる ・ほかの食品も一緒に購入できる 一方で、以下のようなデメリットにも気をつけなければなりません。 ・添加物が多い ・栄養が偏りやすい ・自炊と比べてコストがかかる 弁当購入で費用を抑えるなら、コンビニではなくスーパーの弁当や惣菜を活用しましょう。なお、おかずを購入してごはんのみ炊いて持参する方法でも食費を抑えられます。 ■外食 外食を利用するメリットとして、主に以下のようなことが挙げられます。 ・できたてを食べられる ・自分で食事の準備をしなくてよい ・「今日はどこに行こうか」という楽しみがある 一方で、以下のようなデメリットにも気をつけなければなりません。 ・弁当の購入や自炊よりコストが高い ・人気店は混雑して待ち時間が発生する ・全体的に塩分が多い 外食は仕事のリフレッシュになる反面、お店探しで休憩時間を削ってしまうことがあります。店に予約なしで確実に入れる保証はないため、別の候補も想定しておいたほうがよいでしょう。 ■社員食堂 社員食堂を利用するメリットとして、主に以下のようなことが挙げられます。 ・栄養バランスが整っている ・コストを抑えられる ・社外にでなくて済む 一方で、以下のようなデメリットにも気をつけなければなりません。 ・会社の従業員や関係者しか利用できない ・メニューバリエーションが少ない傾向にある 社員食堂は社内にあるため、人によってはリフレッシュにならないケースもあります。苦手な上司や同僚と同席する可能性はゼロではないため、ストレスを発散するなら外で食事を取るのもよいでしょう。
ランチ形態は財布事情と相談しながら決めよう
一般的には、外食や弁当を購入するよりも自炊弁当を持参するほうが安上がりです。しかし、忙しい生活のなかで、毎日弁当を準備するのも大変でしょう。食費を節約するなら、弁当や外食、社員食堂を使い分けてみてください。 出典 株式会社JR東海エージェンシー ビジネスパーソンの「ランチ弁当」に関する調査2015 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部