ヤクルト・山田哲人が大阪・住吉大社で「打開」の誓い 恒例のおみくじは〝吉兆〟の「凶」
新年の誓いだ!! ヤクルト・山田哲人内野手(32)が2日、大阪市の住吉大社に初詣に訪れ、一年間の健康と活躍を願った。ご祈禱(きとう)を受け、プロ15年目となる今季の決意として絵馬に「打開」と力強く記した。昨季は下半身のコンディション不良で2度の離脱があり、110試合出場で打率・226、14本塁打、39打点と低迷。現状打開と、自身の打棒でリーグ優勝と日本一奪還の道を開くべく、勝負の年に挑む。 【写真】温泉に入る山田哲人ら 強い覚悟の表れだ。山田が約1800年の歴史を持つ大阪市の住吉大社に初詣に訪れ、ご祈禱(きとう)を受けた。新春の誓いとして、絵馬には力強くこう記した。 「打開」 2025年こそ、輝きを取り戻す。昨季は下半身を痛めて2度離脱。110試合の出場で打率・226、14本塁打、39打点と不本意な成績に終わった。ここ数年は故障が続き、満足いくシーズンを送れていないのが現状。主将として、主軸として、チームのリーグ優勝と日本一奪還の先頭に立つ決意が胸にはある。 「今年こそ現状を打開して、一年間試合に出続けたい。そのうえで、しっかりと結果を残して、自分の打撃で優勝への道を切り開いていきたい」 現状打開への準備も整えている。今オフは走り込みに重点を置き、下半身の強化に努めてきた。過去3度トリプルスリー(同一シーズン打率3割、30本塁打、30盗塁)に輝いてきた山田にとって、足腰の安定は活躍に向けて必要不可欠。しっかりとした土台を築き、2月1日のキャンプインに備える。 恒例となったおみくじでも〝吉兆〟の予感だ。昨年は「小吉」だったが、今年は「凶」。一見悪く思われがちだが、大凶を引いた21年には34本塁打、101打点でリーグ優勝と日本一に貢献しており、むしろプラスだ。ゴールデングラブ賞も狙いながら、打棒でも勝利に導く。勝負のプロ15年目が始まる。(赤尾裕希)