獲得のカギは大金にあらず? 人々が熱狂する“大谷翔平狂騒曲”に現役選手も異例の注目「オオタニはカネじゃない」
このオフシーズンにエンゼルスからFA(フリーエージェント)となった大谷翔平の話題は尽きない。史上最高額になるとも予想される契約金が最終的にどれほどの規模になるのか、そして新天地がどこになるのか。29歳のスーパースターの一挙手一投足に世界が熱視線を注いでいる。 【動画】大谷翔平が日本人初の本塁打王に!圧巻の全44ホームランを一気に見る まさに規格外のタレント性を誇る大谷。彼に一体どれだけの値が付くのかには、現役選手たちも夢中になっている。現地時間11月9日にニューヨークのスポーツ専門局『SNY』の番組「Baseball Night In NY」に出演したメッツの中継ぎ右腕アダム・オッタビーノは「僕ら選手を含めて、あらゆる人たちが去就に注目している」と語った。 オッタビーノは現球界で「唯一無二」とされる二刀流を続ける大谷のポテンシャルについて「(ここまで上り詰めるのは)あっという間だったけど、すでに歴代最高の選手という議論がされている。僕らが今まで見たことのないような活躍を成し遂げている」と絶賛。さらに「僕らはダグアウトに座っている時にiPadで彼の打席を見る瞬間がある。しかも、彼と対戦していない試合でね。全員が(ほかの試合の)彼に注目しないといけないんだよ」と強調した。 そんな37歳のベテランリリーバーは、さまざまに議論される大谷を自軍に引き入れる方法も語っている。同番組でコメンタリーを務めたジョン・ジェストレムスキー氏が「彼がメッツにくる方法? そんなの簡単だろ! そんなのカネを見せつけろ! ショウヘイ・オオタニがこの街に来るには、そうするべきだ」と冗談半分で訴えたのに対し、冷静に続いた。 「選手によっては、オファー額が多ければ多いほどいい場合もある。でも、オオタニの場合は違うよ。お金は問題じゃないんだ。彼は毎年フィールド外で5000万ドル(約76億円)くらい稼いでいる。だから常にお金はある。そうなると大事なのは居心地の良さとチームのフィット感だ」 はたして大谷は何を求めて新天地を決めるのか。現役選手も熱視線を送る去就の行方は、今後もいろいろな動きがありそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]