能登半島地震1年 液状化被害が拡大した新潟市 復旧の道半ば【新潟】
元日を迎え能登半島地震から1年が経ちました。液状化現象の被害が広がった新潟市では住宅や道路の復旧が進んでいない地区があり、生活再建は道半ばです。 能登半島地震の新潟県内の住宅被害は2万4000棟余りにのぼり、このうち1万7000棟余りを新潟市が占めます。その多くが液状化現象による被害とみられ、今も傾いた住宅で生活を続けている被災者がいます。新潟市は多くの被害が出た西区で去年12月、地盤の状態を確認するボーリング調査を始めました。今年の夏ごろをめどに地域一体の液状化対策が可能なエリアや工法、住民負担の有無などを示すとしていて、被災者へのきめこまやかな対応が求められます。