山梨学院、8点快勝 白樺学園、九回の反撃1点にとどまる 交流試合
◇2020年甲子園高校野球交流試合 ○山梨学院8―3白樺学園●(17日・甲子園) 【交流試合最後の熱闘】山梨学院VS白樺学園 先発は、白樺学園が最速148キロの本格派右腕・片山、山梨学院が1年生右腕・川口。 白樺学園は一回裏、3番・宮浦がツーベースヒットで出塁し、4番・片山は甲子園初となる申告敬遠。続く5番・二ツ森のヒットで2死満塁の好機を迎えると、5番・宍倉が四球を選び、押し出しで先制した。 独自大会で打球を受けたエース左腕・吉川が、試合前日に出場登録を外れた山梨学院は先制を許したものの、打線がすぐさま援護。二回表に、小吹の犠牲フライで同点に追いついた。 山梨学院は四回、6番・小吹がセンターへヒットを放ち、1死二、三塁とチャンスを広げると、続く河野の犠牲フライで1点追加した。 続く四回裏、白樺学園は川波が大会第3号となるホームランをセンターに運び再び同点に。試合はこのまま後半へ入った。 山梨学院は六回表、1死満塁で河野が、白樺学園2番手・岩田から走者一掃のタイムリーツーベース。5―2と勝ち越した。 さらに終盤でも打線がつながり、七回表には4番・栗田がタイムリーヒットを放ち、1点を追加。八回表にも代打・山元、五回から2番手で登板している主戦・古川の連打で2点を追加し、引き離した。 白樺学園は九回裏、2死一、二塁で宮浦のタイムリーヒットで1点を返すのがやっとだった。 ◇地元出身・功刀「最後まで一生懸命に」 三回にフェンス直撃のスリーベースヒットを放った山梨学院の2番・功刀は、山梨県出身。主将も務め、吉田洸二監督は「ガッツあふれるプレースタイル」と評価する。好きな言葉は「努力は嘘をつかない」。新型コロナウイルス感染拡大の影響で練習できなかった間もウエートトレーニングなどを続けた。交流試合には「感謝して最後まで一生懸命プレーしたい」という気持ちで臨んだ。