調布・つつじヶ丘に洋食一筋のシェフの店 会話を楽しむ温かい店目指す
調布市つつじヶ丘駅近くの洋食店「Kitchen(キッチン) くらうど」(調布市西つつじヶ丘1、TEL 03-5969-8737)がオープンして、12月8日で1カ月がたつ。(調布経済新聞) 【写真】洋食店「Kitchen くらうど」オーナーシェフの月出英敏さん 温ぬくもり感じる店内で 洋食一筋30年以上の調理経験を持つ月出英敏さんが手がける同店。コックコートに憧れ洋食店を中心に修業を重ねて独立。2007(平成19)年には高井戸に「食彩鉄板厨房くらうど」を開業した。「多くの常連客に支えてもらった」と17年間営業を続けたが、入居するビルの取り壊しに伴い昨年末に閉店。再起の地として地元に近いつつじヶ丘を選び、同店を開いた。 「『おなかっぱい』『ごちそうさま』『また来るね』という笑顔のお客さまの言葉が聞きたくて、店を再開した」という月出さん。メニューは、旧店から引き続き使っている「柔らかさと脂身の甘さが特徴」だというアンデス豚のステーキ「ポクテキ」や、6時間煮込む「喰(く)らうど牛すじカレー」(以上990円)など、ボリューム感のある肉料理を中心に用意する。そのほか、「大人のアンチョビーポテト」「『アホ』えびマヨトースト」(以上550円)など、アルコールと相性の良いおつまみなども取りそろえ、できるだけ注文を受けてから出来たてを提供する。 店舗面積は約8坪で、テーブルとカウンター合わせて15席を用意。木材を多用し、「家に帰ってきたような、ぬくもり感じてもらえる雰囲気の店を目指した」という。店頭では、独立当初からの相棒で共に歴史を重ねてきた「シェフ人形」が客を出迎える。 ランチタイムには、ライス・サラダ・小鉢・デザート・コーヒー付きの定食を提供。ドリンクは、ビール、焼酎、日本酒、ワインなど幅広く用意し、置いている店は少ないという「赤ホッピー」(605円)や、駄菓子のスモモを使ったオリジナル「すももサワー」(475円)なども取りそろえる。 月出さんは「1人で調理しているのでお待たせしてしまうこともあるが、少しずつ改善を進めている。お客さまにとって身内のような存在になって、会話を楽しみながら切り盛りできる、温かい雰囲気の店にしていければ」と話す。 営業時間は、11時30分~14時30分、17時30分~23時。日曜定休。
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