（写真：HTB北海道ニュース）

北海道・大樹町の民間ロケット開発会社インターステラテクノロジズは、７日、トヨタ自動車の子会社ウーブン・バイ・トヨタと資本業務提携を結び約７０億円の出資を受けると発表しました。 インターステラ社は、現在人工衛星搭載用ロケット「ＺＥＲＯ」の開発中で大樹町内の発射場から打ち上げる予定です。 今回の提携で「トヨタ生産方式」など自動車業界のノウハウを取り入れることで、ロケットを低コストで高品質で量産可能な体制にしていくと説明しています。 インターステラ社は２０２０年からトヨタ自動車と人材交流を行っていて、これまでにトヨタ自動車北海道などから１１人の派遣を受けています。またウーブン・バイ・トヨタから取締役を受け入れ、コーポレートガバナンスの強化にも力を入れるということです。 インターステラ社の稲川貴大ＣＥＯは「ウーブン・バイ・トヨタは、当社がロケットを一点モノの生産から量産に耐えうるサプライチェーンへと昇華させ、「誰もが宇宙に手が届く未来」というビジョンを実現するためのベストパートナーであると考えています。 ２０２０年から継続している人材交流を経て、戦略的提携という形で今回ご一緒させていただけることを心からうれしく思います」とコメントしています。