16日間5000キロ以上を共にしたトヨタ「ハイラックス」キャンパーとお別れ! レンタカー返却を焦って最後に思わぬアクシデントが…【豪州釣りキャンの旅_17】
最後の最後にアクシデント!
急がないと返せなくなる! 狭い駐車場の誘導路でのUターンは、ひとりでは無理だ。駐車場に引き返し、妻に見てもらいながら、何度も切り返してUターンしようとするが……。 ガン! フロントのオーバーハング部が2.2mのバーにぶつかってしまった。運転席で感じるよりかなり前に出ているのだ。 「どこを見てるんだ!」 ぼくが怒鳴ると、「後ろを見てた」と妻。 「前に進んでいるのに、後ろを見る奴がいるか!」 ぼくは、完全にキレてしまった。 ここまでなんの事故もなく来たのに、こんなことでクルマをぶつけるなんて……。そう考えると悲しくなったのだ。
どうにか「アポロ号」の返却完了
なんとか駐車場を出てレンタカー会社に急ぐ。ナビの表示では7分だ。ところが、指示の場所に着いてもオフィスはない。考えられるのは、移転だった。ナビが古い位置を示した可能性はある。 あわてて電話をするが、留守番電話になっている。3時半を過ぎてしまったのだ。今日中に返せないかと思うと、また悲しくなった。幸い、翌日のメルボルン行きのフライトは昼過ぎだ。正しい場所さえ確認しておけば、朝イチに返却できる。超過料金は発生するだろうが、それが考えられる唯一の方法だった。 気を落ち着けて、アポロ・モーターホーム・レンタルのホームページで住所を調べていると電話が鳴った。 「違う場所に来てしまったようなんです」 「1年前に移転したのよ」 正しい住所を聞いてナビに入力し直すと、さらに10分ほど北に行ったところだった。午後4時、なんとかレンタカー会社に到着。待っていてくれた女性スタッフに何度もお礼をいった。 「事故はなかった?」 ラッキーなことに、ぶつかった箇所はちょうど運転席側の角で傷はまったくない。返却時のチェックも無事に終えて、ほっとひと息ついた。
牧野森太郎
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