【日本代表】世界屈指のビッククラブ・インテルの山田凱斗が語る“世界に勝つためのヒント”「日本人選手は走れるし、動ける」
フットサル日本代表は12月14日、国際親善試合でアルゼンチン代表と対戦し1-1のドローで試合を終えた。 【映像】名門バルセロナで日本人選手がピッチに立った瞬間! 負傷により4月のモロッコ遠征ぶりに親善試合を戦った、インテルモビスターFSの山田凱斗。 1年半前にバサジィ大分を退団して以来の日本で久しぶりのプレーとなった山田だが、南米王者の強度の高いプレスを軽やかな身のこなしで交わしながら、満員の観客を前に動ずることなく自身の役割を全うした。 試合を終え、山田に話を聞いた。
年齢は関係ないし、若さに甘えてはいけない
──国内での日本代表戦は初めてでしたが、この雰囲気はどうでしたか? 僕自身、そもそも日本でプレーするのが1年半ぶりということで、すごく楽しみにしていました。事前にチケットも完売して、たくさんのお客さんのなかでできて、うれしかったです。 ──山田選手はフィクソですが、同じフィクソの石田健太郎選手と一緒にピッチに立つ時間もありました。 ポジションにこだわっているわけではないので、(石田と)話しながら、後ろにいる選手が相手のピヴォをつかまえようと。 ──デビュー当時、山田選手はスピードで仕掛けるアタッカーというイメージがありましたが、今はフィクソがメインとなっています。 バサジィの時からフィクソでは出ていて、ガッツリ攻撃的なプレーは日本にいる時から少なくなっていたのかなと思います。フットサルはポジションが決まっているわけではないですし、僕の特徴として、「走れる」というのがあると思っているので、後ろから前に走って相手の裏をとろうと。攻撃にも関わっていけるフィクソになっていきたいです。 ──木暮賢一郎監督は「モビリティ」というキーワードを掲げています。山田選手のプレースタイルにもハマるのでは? スペインに行って感じるのは、日本人選手は走れる、動ける。世界に勝つためのヒントでもあると思うので、そこは体現できるように意識しています。 ──山田選手を含め、日本代表は若い選手が増えてきていますが、何か感じていることはありますか? 僕の年齢(23歳)は特別に若いかと言われたら、そうではないと思っています。(金澤)空とかはもっと下ですし。ピッチに出ている以上は年齢は関係ないですし、若さに甘えてはいけないなと。 ──メンバーには何度か選ばれながらも、日本代表で公式大会の出場はまだありません。 はい。親善試合はあったのですが、(昨年の)アジアカップはタイミングも合わずに出られなかったので、来年のアジアカップ、ワールドカップがあるので、そういうところで活躍するというのは一選手としての目標でもあります。