「生えてからより生える前に対策を!」 スマホにも繁殖する厄介な“カビ” カビ取り業者がオススメする対策とは?
これからの時期に活躍するエアコンのカビ対策は、使用した後がポイント。冷房運転をすると、結露が発生してエアコン内部に水滴がつくため、そのままにしておくとカビの温床になってしまいます。冷房を使用した後は除湿や送風機能に切り替えて、エアコン内部を乾燥させるとカビが発生しにくくなるそうです。
スマートフォンのカビ対策は、除菌シートなどでこまめに拭くことが手軽で効果的ですが、スマホカバーを使っている人は、カバーの内側も忘れずに除菌しましょう。
“水虫”や“あせも”のような症状 もしかしたらカビが原因かも?
カビが繁殖した場所で生活すると体への悪影響も考えられると、カビを研究している千葉大学の矢口准教授は警鐘を鳴らします。 千葉大学 真菌医学研究センター 矢口貴志准教授: 「一番考えられるのは呼吸器系のアレルギーです。どのぐらい吸えばアレルギーを起こすかというのは、花粉症と一緒で人によって違います。ですが、そういうアレルギー体質の方でしたら、なるべく綺麗な状態にしなければいけないです」 最悪の場合は、肺炎になるケースも考えられるといいます。
さらに、もともと人間の体に存在するカビが繁殖しすぎることが原因で、上半身に“あせも”のような症状が出るトラブルも。また、みなさんご存じの“水虫”もカビで、日本人の10人に1人は水虫だといいます。どちらもかゆみがあって痛みはないのが一般的だそうです。気になる方は早めに皮膚科を受診しましょう。 カビ対策で大切なのは換気・除湿・掃除です。こまめに掃除するのは大変ですが、最近は便利な掃除用品やカビ対策グッズなどもたくさんあるので、うまく活用して、ジメジメした季節を気持ちよく乗り切っていきましょう。