【独自解説】「パーティーは儲けるためではなく寄付行為」自民党元幹事長・石原伸晃氏に徹底質問!派閥とは、パーティーとは、政治資金とは…?さらに首相に緊急提言!「『遺憾』では国民には伝わらない」
「パーティという名前だが、寄付行為。遊んでいるわけではない」
Q.派閥のお金の流れというのは、会計責任者に任せていて派閥トップは分からないのか?実は知っているのか?昔からの慣例で“阿吽の呼吸”で言わなくても分かっていたのか?どうなんですか? (石原氏) 「他派閥のことは詳しく分からないので私の想像ですが、会計責任者からは『パーティー券が何枚売れました。収入はいくらです』ということは派閥の事務総長に報告が行っていると思います」 Q.ということは、キックバックのことも知っているということですね? (石原氏) 「仮に100万円のノルマがあるとして、120万円A議員の政治資金団体から派閥の政治資金団体に入りました。20万円ノルマを超えているので20万円部分はA議員の方に戻しましょうという取り決めがあったから、こういう話になっていると推測します」
裏金の使い道として、石原氏は「議員の個人的な趣味や飲食などに充てられている可能性は低いと思う」「選挙費用などに当たる可能性が考えられるが、報告書に書けば問題になっていないので不思議だ」と話しています。 Q.パーティーで集めた「政治資金」は何に使うのですか? (石原氏) 「パーティーで集めた資金は、政治活動にも使えますし、選挙活動にも使います。選挙期間は法定選挙費用というのが決まっていますので、それ以上の支出はありません。しかし、選挙が始まるまでは、公職選挙法の外ですのでビラをたくさんまくとか、ダイレクトメールを出すだとかしますし、小選挙区と言っても名ばかりで東京23区より広い選挙区もたくさんありますので、秘書の経費や車やガソリン代、また出版物を後援会員に送ったりすると当然費用がかかります。そういうことにあてるのなら政治資金収支報告書に記載すれば何の問題もありません。今回、何で記載しないのかが分からないので、何に使ったんだろうと不思議に思います」
Q.パーティーは儲かるのですか? (石原氏) 「パーティーは儲けるためにやっているのではなくて、『ドネーション(寄付行為)』ですので、『寄付をして、日本の民主主義を守ろう。この議員を応援して行こう』という人に対して資金を提供するという、パーティー券というカタチを使った“寄付”です」 Q.利益率が8割~9割で食べる物もほとんどないと聞いたりもしますが、それは「パーティー」なんでしょうか? (石原氏) 「パーティーという名前を使っていますが、寄付行為です。パーティーして遊んでいるわけでは決してないんです。だから利益率が高ければ高いほど、寄付をした側から言うと有効に使ってもらえると考えられると思います」
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