直立するスポーツカーは実話だった?「HAPPYEND」メイキング、英語字幕版の上映も決定
空音央の長編劇映画デビュー作「HAPPYEND」のメイキング映像がYouTubeで公開。あわせて英語字幕版が10月25日から31日まで東京・新宿ピカデリーで上映されることもわかった。これは日本に住んでいる英語話者にも本作が届いてほしいとの思いから実施されることになったものだ。 【動画】校内で直立するスポーツカーはどう撮影した?メイキングはこちら 近未来の日本を舞台とした「HAPPYEND」は、幼なじみで大親友のユウタとコウを中心に、友情の危うさやアイデンティティの揺れ動きを描いた青春映画。ある晩、学校に忍び込んだユウタとコウは、校長・長井の愛車である黄色いスポーツカーを直立させるといういたずらを実行する。これに校長は激怒。学校に四六時中生徒を監視するAIシステムを導入する騒ぎにまで発展していく。主演の栗原颯人と日高由起刀がユウタとコウを演じ、長井に佐野史郎が扮した。 公開されたメイキングには、CGを使用することなく実際にクレーンで車を吊って撮影する様子を収録。このシーンは知人の通っていた学校で同様のいたずらがあったという話から、空音央が着想を得たという。実際は縦ではなく横だったそうだが、話を聞いたときに空音央が抱いたイメージがモノリスのような直立だったことから、現在のようなシーンとなった。さらに映像終盤には、ユウタとコウに加え、林裕太、シナ・ペン、ARAZI扮する彼らの友人が抱き合う場面の舞台裏も収められている。 「HAPPYEND」は東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開中。なお本作は北米、シンガポール、フランス、韓国、台湾、中国など13の国と地域で配給が決まっている。 (c) 2024 Music Research Club LLC