團十郎＆新之助、大阪松竹座「十月大歌舞伎」初日に親子で迫力満点「連獅子」披露
2022年11月から2年にわたり行われてきた「十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」興行を締めくくる「十月大歌舞伎」が10日、大阪市中央区の大阪松竹座で初日を迎えた。 【写真】八代目市川新之助初舞台「十月大歌舞伎」の口上でにらみを披露した市川團十郎。左は新之助 昼の部「雷神不動北山櫻」で5役早変わりを見せた市川團十郎白猿（46）。夜の部の「口上」で〝見ると1年間を無病息災で過ごすことができる〟と伝わる「にらみ」を披露した後、長男の市川新之助（11）と「連獅子」を舞った。 前日の囲み取材で「踊りが苦手なのと毛振りが初めてなので、〝大変だなぁ〟と思いつつ〝もうあしたかぁ〟といつも以上に緊張しています」と初役に挑む不安を口にしていた新之助。 しかし、序盤から團十郎と堂々渡り合う熱演を見せると、花道を通って登場した終盤では、課題の毛振りも親獅子に負けじと迫力満点にこなし、「成田屋！」の大向こうが飛び交う満員の客席から拍手が鳴りやむことはなかった。
