警視庁の警察官をかたる男らに、富山市の女性が1530万円をだまし取られました。 被害にあったのは富山市の70代の女性です。 警察によりますと、警視庁の警察官を名乗る男から女性に電話があり、「暴力団があなたの口座に現金を振り込んだといっている」といわれ、さらに検事を名乗る男から「警察に調査を依頼してほしい」などと言われました。 その後、女性は自宅に届いたキャッシュカードの口座に現金を振り込むよう指示されて現金830万円を振り込み、さらに男らの指示に従って現金700万円を自宅の郵便受けに置くと、現金入りの袋がなくなっていたということです。 その後、女性に「あなたの潔白が証明されたお金は返す」との電話を最後に連絡が途絶えたことから女性が家族に相談して被害に気づいたというとことです。 警察は、警察官を名乗って暴力団捜査などと不安をあおって現金を要求するのは詐欺の手口だとして注意を呼びかけています。