がん治療中のキャサリン皇太子妃が「新たな称号」授かる ロイヤルメンバー初
チャールズ国王とキャサリン皇太子妃ががんの治療のため公務を休んでおり、イギリス王室が現在、非常に困難な時期にあることは確かです。ただ、それでも王室の業務の多くは“通常通り”に遂行されています。 【写真】【写真】手術後初の姿がパパラッチ…普段と違う!? キャサリン皇太子妃 バッキンガム宮殿は4月23日(現地時間)、2024年の叙勲者を発表しました。カミラ王妃とウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃にそれぞれ、国に対する大きな功績があった人を表彰する制度のなかでも重要な意味を持つ勲章や役職が授けられました。 カミラ王妃は、国王ジョージ5世が1917年に創設した「大英帝国勲章(Most Excellent Order of the British Empire)」の最高位、「デイム・グランドクロス(Grand Master and First or Principal Dame Grand Cross)」を授与されました。これは、故フィリップ殿下、それ以前には(エリザベス女王の祖母)メアリー王妃に授けられていた勲等です。 ウィリアム皇太子は、バス騎士団(The Most Honourable Order of the Bath)の「Sovereign(主権者:君主)」に次ぐ高位の役職、「グレイトマスター(Great Master)」に任命されました。チャールズ国王が即位して以降、空位となっていたものです。 バス騎士団は、1725年に国王ジョージ1世が設立したもので、功績が認められた軍人と文民それぞれに対し、勲章を授けています。 そして、キャサリン皇太子妃はロイヤルメンバーとして初めて、コンパニオン・オブ・オナー騎士団(The Order of the Companions of Honour)の一員となりました。叙された勲位は、チャールズ国王が新たに創設した「ロイヤル・コンパニオン(Royal Companion)」です。 この騎士団は1917年、国王ジョージ5世によって組織されました。勲章を授与するのは、「芸術、科学、医学、公共サービスに多大な貢献をした者」とされています。 王室はそのほか、国王エドワード3世が1348年に創設したガーター騎士団の団員に与えられるイングランドの最高勲章、ガーター勲章の受勲者も発表しました。 騎士団の団員に加わるのは、グロスター公爵夫人バージット妃、空軍大将のスチュアート・ピーチ卿、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン医学部のエイジェイ・カッカー教授(外科)、作曲家のアンドリュー・ロイド=ウェバー卿の4人です。新たな叙勲により、団員数は21人となります。 毎年行われるガーター勲章の授与式は、ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で6月に行われる予定です。
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