買い物依存症、離婚を経てミニマリストに。節約が人生を変えてくれたー貯金ゼロから10年で資産7000万、37歳の「節約術」
ゆみにゃんさんは本や家電、中古の犬の服……と、いらないもの、使っていないものをフリマアプリで売っていった。結果、売り上げは約10万円に。売っていく中で、自分の中で本当にいるものといらないものの判断ができるようになってきた。この断捨離体験が、ミニマリストになるきっかけに。 「お金になったとはいえ元の値段は何倍もするので、自分の労力やお金をどれだけ無駄にしてきたのか、これ買わなかったらもっとお金があったのにって痛感しました。散財を見直して、今後は無駄な買い物をしないようにしようと決意しました」
不用品を売ったことで、家の中がすっきりして気持ちよく生活できるように。ストレス軽減にもなった。さっぱりした気持ちで、もう家にいらないものは増やしたくないと、物欲が抑えられた。物が減ったため住まいも見直して家賃節約にも。 「一時期は33平米ぐらいのところで一人暮らししていましたが、物が減ったので約半分の17平米の物件に引っ越して、家賃も半分になりました」 家の不用品を売ることで、現金を得られるだけでなく、自分のお金の使い方を見直し、無駄遣いを抑制し、快適な住環境にもつながった。一つの行動で多くの効果が得られた。
③転職を考える 転職して年収660万から890万に。 「1000万円を貯めるには種銭も必要なので、今の給料に納得していないなら転職を考えてみるのは大事ですね。私も最初の会社では、50人くらいのチームをまとめて毎月何億円も稼ぐプロジェクトのリーダーとして奮闘していましたが、残業も多くてストレスフルなのに自分の納得する年収ではありませんでした。業界的にその立場ならもっともらえるだろうと思って転職活動をしました」
転職活動をしてみたら、年収が200万円以上増えて890万円に。転職先は人間関係も良く、残業もなく、ストレスがないのに、お金も時間もあるいい環境に変わったそうだ。ストレスでの散財も減り、お金を貯めやすくなった。 転職は「今よりいい条件の会社に行くのは難しいかも」と尻込みする人は多いかもしれないが、やってみて年収が上がらなかったら転職しなければいいだけなのでチャレンジしてみる価値はあるとゆみにゃんさん。さらに、転職の成功の秘訣は時期の見極めにもあるという。