「漢江リバーバス」船着き場へのアクセス改善…ソウル市がバス路線を新設へ
【06月07日 KOREA WAVE】ソウル市が10月の「漢江(ハンガン)リバーバス」導入に先立ち、船着き場へのアクセスの改善のため金浦市(キムポシ)から麻谷(マゴク)まで至るバス路線を新設し、既存の6路線は船着き経由するよう運行経路を調整することにした。 ソウル市は最近、▽麻谷▽望遠(マンウォン)▽蚕院(チャムウォン)▽蚕室(チャムシル)――の4つのリバーバス船着場に7つのバス路線を新設・調整する案を確定し、これをソウル市議会に報告した。4カ所の船着場は、これまで公共交通機関へのアクセスが問題点として指摘されてきた。 確定案を見ると、京畿道金浦市(キョンギド・キムポシ)から麻谷(マゴク)船着場まで運行するバス路線1つを新設する。金浦交通車庫地から、麻谷産業団地を経由して麻谷リバーバス船着場まで運行する路線だ。 望遠船着き場は、従来運行していた麻浦マウルバスの2路線を調整し、運行経路に船着き場を含めることにした。 ソウル市の関係者は「望遠船着き場について、望遠駅から来る路線1つと合井(ハプチョン)から来る路線1つの計2つの路線調整を計画中」と説明した。 望遠船着場の場合、必要に応じてDMCを経由してくるバス路線1つを新設する案も検討中だ。まだ計画段階であるため、確定案からは外された。 蚕院・蚕室船着場も望遠のように既存のバス路線を各2路線ずつ調整し船着場まで延長運行するようにする。 ソウル市はリバーバス就航前までに確定案に対する市民の意見を取りまとめる。 アクセス性の指摘が相次ぎ、ソウル市がバス路線新設・調整の他、一部断絶した自転車道路を自治区と整備するなど改善対策を打ち出している。 ただ、ソウル市自体も認めるように、短期的に交通手段として漢江リバーバスが持つ効用にはまだ疑問符がつく。 端的にソウル市がリバーバスで30分余りかかると推定する蚕室―汝矣島(ヨイド)区間は地下鉄でも9号線急行で34分程度しかかからない。リバーバスを利用する際、複数の交通手段を乗り換えなければならない点が利用者に心理的な障壁として作用する公算が大きい。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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